気がつけば、荒木経惟の写真を通して 時間の流れを感じ、彼の私的な感情の変化とともに 不思議な季節を迎えていた。 しかし、その春の景色は、何だか美しすぎて、 まるで台風の後の、あの混じりっけのない 澄んだ空気に満ちあふれ、 思わず大きく深呼吸してしまうのだ。 そして無意識に、 小さく 少しずつ息を吐きながら、 彼の世界へと吸い込まれていく・・・。